- アクション
- ドット
シニシスタ SiNiSistar
“ドット絵をここまでエロくできるのか、と唸らされる横スクロールの死にゲー。ただし難しく、そしてはっきりグロい”
推せる点
- ドット絵がとにかくエロい。小さな画面の中で、倒されたシスターがどうされているかが細かい動きで伝わってくる
- ほぼ全ての敵に専用のやられアニメがあり、新しい敵に会うたびに一度負けてみたくなる
- 剣と弓の使い分けとボス戦に歯ごたえがあり、エロ抜きでも2Dアクションとして面白い
- 倒されても直前のエリアから体力と矢が全快で再開できるので、負けること自体は苦にならない
気になる点
- 難易度は高め。ステージ中に回復手段が無く、ボス戦はイージーでもアクションに慣れていないと詰まる
- 左に大きく出る立ち絵は、状態に合わせて変わりはするものの動かない。一番大きく見たいところが止まっている
- 首が飛ぶ、潰されるといった純粋にグロい描写が多い。グロが苦手な人にはかなり厳しい
教会から呪われた地へ送り込まれたシスター「ラビアン」を操り、剣と弓で魔物の巣を進んでいく横スクロールの2Dアクション。倒されればその場で魔物の餌か苗床にされ、その様子が細かなドットで描かれる。ドット絵をエロくすることにかけては、これ以上のものはなかなか見当たらない。
抜き度 — 3 / 5
まず、エロい。それもめちゃくちゃに。ドットという情報量の限られた絵で、ラビアンが触手に絡め取られ、丸呑みされ、苗床にされていく様子が、ちゃんと何が起きているか分かる細かさで動く。ほぼ全ての敵に専用のやられアニメが用意されていて、敵ごとに悲鳴や喘ぎの出し方まで変わる。被弾すると服が破れていき、画面の中の小さな彼女がだんだん追い詰められていくのが見て取れる。ドットでここまでやるのか、と素直に感心した。
それでも3に留めた理由は二つある。一つは、画面左に大きく出る立ち絵が動かないこと。立ち絵自体は体力の減り具合や状態異常、どの敵に倒されたかで細かく描き分けられていて、絵としては十分エロい。ただ動きがあるのは右側のドットのほうだけで、一番大きく、一番じっくり見たい左の絵が止まっている。ここがアニメーションしてくれたら、と何度も思った。ループも短めで、セリフも無く、声は喘ぎと悲鳴だけなので、一つのシーンに浸るというより、次々と見ていく作りになる。
もう一つは、エロとグロが地続きなこと。首が飛ぶ、押し潰される、といった純粋にグロい最期がかなりの数混ざっていて、エロいシーンのすぐ隣にそれが来る。グロが平気な人でも抜きどころを選ぶことになり、苦手な人にはそもそも勧めにくい。
ゲーム性 — 4 / 5
エロ抜きでも2Dアクションとして面白い。攻撃が速いがリーチの短い剣と、狙いにくく本数に限りがある弓を持ち替えながら、森や地下水路、廃村といった暗いステージを抜けていく。成長要素や覚える技は無く、手元にあるのは敵の動きを見て間合いを測ることだけ。そのぶん一体ごとの対処を覚えて先へ進める手応えがはっきりしている。
ボス戦はそれぞれに仕掛けがあり、初見では何をされているのか分からずに倒されることも多い。そこから動きを覚えて攻略できるようになるまでの流れは、昔のステージクリア型アクションそのものだ。本編を抜けると、より難しい追加ステージが二つと、白い衣装が開く。
満点にしなかったのは、物語がほとんど語られないこと。セリフも説明も無く、世界観は背景と敵の姿から想像するしかない。雰囲気としては合っているが、アクションの骨格は太いぶん、遊び終えたあとに残るものは少なめ。ボリュームも、アクションに慣れた人なら数時間で本編を抜けられる程度だ。
やりやすさ — 2 / 5
とにかく難しい。ステージの途中に回復手段が無く、削られた体力はそのステージを抜けるか倒されるまで戻らない。ラビアンの歩きは遅めで、ジャンプにも癖があるので、慣れるまでは避けたつもりの攻撃に当たる。ボス戦は特に厳しく、何度もやり直すことになった。
救いはある。難易度はイージーとノーマルから選べ、倒されても直前のエリアから体力も矢も全快で再開できる。負けるたびに新しいやられシーンが見られるので、死ぬこと自体はむしろご褒美に近い。とはいえ、イージーでもアクションに慣れていないと詰まる場面は残るし、倒されたシーンを好きに見返せるようになるのはクリア後だ。見たいものに辿り着くまでに腕が要る、という点で2にした。Windows版とMac版が同梱で、表記は日本語と英語、中国語にも切り替えられる。
総評
小さなドットでシスターが魔物にされるがままになる、その一点の表現力は抜きん出ている。アクションとしても手応えがあり、倒されるたびに新しいエロが待っているという作りも噛み合っている。ただし難しく、大きな立ち絵は動かず、グロい描写も多い。3・4・2——ドットのエロとグロの両方を受け止められて、アクションで何度負けても笑っていられる人になら、強く勧められる一本だ。
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