エロマニ EROMANI 手軽で抜けるエロゲーレビュー
セヴンデイズ 見知らぬJKと密室生活(ぽめ屋)のカバービジュアル 殿堂入り
  • ADV
  • アニメ
#催眠#羞恥/恥辱#女性優位#強制/無理矢理#オナニー#放尿/おしっこ#巨乳/爆乳#純愛

セヴンデイズ 見知らぬJKと密室生活

“誘惑も謎も、7日間のすべてがあのエンディングのために積み上げられていた。演出で鳥肌を立たされる密室ADV”

総合 4.9 良作
  • 抜き度 ×4 5 /5

    実用性。エロの密度・抜けるか

  • ゲーム性 ×4 5 /5

    システムの手応え・作業感

  • やりやすさ ×1 4 /5

    難しすぎず遊びやすいか

推せる点

  • コマ割りで切り替わる一枚絵、手描きアニメ、作中の世界に合わせて作られたUIまで、演出の密度が同人ADVの水準を明らかに超えている
  • 毎日の指令と罰、毎夜の夢。エロがそのまま謎の手がかりになっていて、抜きながら物語が前に進む
  • 誘惑に負けるか耐えるかの選択肢が効いている。まずいと分かっていても押したくなる
  • エンディングで鳥肌が立った。7日間ぶんの積み重ねが最後の数分に全部返ってくる
  • シナリオから絵・アニメまで作者ひとりの手で、手描きアニメ13種・CG400枚超を詰めて1,980円

気になる点

  • Hシーンを見返す「おもいで」が、何日目のどの時間帯かを文字で選ぶ作りで絵の手がかりが無い。エロイベントの一覧に並ばない場面は、どこにあったか覚えていないとたどり着けない
  • 自動文字送りの速度を変えられない。オートで浸りたい場面ほど、自分の読む速さに合わせられないのがもどかしい

目が覚めたら知らない部屋にいて、隣では知らない女子高生が眠っている。PC越しに現れた生意気な少女ルナは、ここで7日間暮らしてもらうと一方的に言い渡してくる。毎日届く指令をこなしながら、製薬会社の社長令嬢リラと二人で出口と真相を探っていく、基本モノクロの密室ADVだ。おまけに主人公は、よりによって彼女の父親をめぐる疑惑を取材していた記者ときている。エロを目当てに買って、最後は演出にやられて鳥肌を立てていた。DLsite 平均★4.80(8,879件)という数字も、遊び終えた今なら大げさだとは思わない。

抜き度 — 5 / 5

エロの入口は、ルナが毎日出してくる指令と、それをこなせなかったときの罰だ。初日は手錠で二人つながれたまま用を足す羽目になり、3日目は罰で服を消されて一日じゅう裸で過ごし、5日目は酒をあおらされて互いの箍が外れていく。出会ったばかりでぎこちない二人が、羞恥と誘惑に少しずつ押し流されていく。関係の深まりに合わせて一段ずつギアを上げていくので、どのHシーンにもそこに至るまでの重みがある。夜は夜で、夢に現れる少女が昼の出来事をなぞるように搾り取っていく。

リラの造形もずるい。黒髪ロングのクールな顔立ちに、陥没乳首と濃いめの陰毛という生々しい身体を描き込んでくる。モノクロと聞いて最初は物足りなさを覚悟していたが、線と陰影だけのほうがかえって肌の質感が際立ち、そこに手描きのアニメーションが13種、差分込みでぬるぬる動く。ボイスは無いのに、見ていて音が聞こえてくるような絵だった。序盤からおしっこ絡みの場面があるので、そこだけは苦手なら体験版で確かめておきたい。

ゲーム性 — 5 / 5

やることは、文字を送って時々選択肢を選ぶだけ。システムの手応えで測るなら満点は付かない。それでも5にしたのは、ADVとしての「読ませる設計」が完成していたからだ。

指令をこなし、失敗すれば罰を受け、夜は夢を見る。この1日の型が7日間くり返されるたびに、二人の距離と「なぜここに閉じ込められたのか」の手がかりが少しずつ動く。選択肢には誘惑に負けてしまう道がちゃんと用意されていて、そちらを選べばバッドエンドへ落ちていく。明らかにまずいと分かっていても、目の前の誘惑がエロすぎて押したくなる。この葛藤そのものが遊びになっていた。謎と誘惑を1日ずつ交互に差し出してくる構成が、この作品の「ゲーム」そのものになっている。夢の違和感や何気ない会話に仕込まれた伏線が、終盤で一気につながっていく快感は、長編のミステリーを読み終えたときのそれに近い。

やりやすさ — 4 / 5

基本は快適だ。どこでもセーブできるので、怪しい選択肢の前で保存しておけばバッドエンドからもすぐ戻れる。イベントを全部回収しても3〜4時間ほどで、タイトルの「おもいで」からは本編を日付と時間帯ごとに区切って見直せるし、全開放も用意されている。

引っかかったのは、その「おもいで」でHシーンを見返すときだ。一覧は「何日目」を選んでから「朝・昼・午後・夜・深夜」を選ぶ文字だけの作りで、どの場面が入っているか絵で確かめられない。エロイベントの一覧もあるが、そこに並ばない際どい場面を見返したくなると、何日目のどの時間帯だったかを思い出して一つずつ開けていくしかない。クリア後に「あのシーンをもう一度」と思ったとき、たどり着くまでが遠い。

もう一つは、自動文字送りの速度を変えられないこと。絵と文章の間合いで見せる作品なので、オートで浸っていたい場面ほど、自分の読む速さと合わないのがもどかしかった。どちらも遊びを止めるほどの欠点ではないが、ここで満点は付けられない。

総評

演出が神がかっている。コマ割りで切り替わる一枚絵も、手描きのアニメも、作中の世界に合わせて作り込まれたUIも、全部がこの7日間を見せるために置かれていて、基本モノクロで描かれていることにすら意味があった。操作性の二点を除けば、文句のつけようが見つからない。そしてエンディングでは鳥肌が立った。エロゲーを買ったつもりで、一本の映画を観終えたような余韻が残る。総合では5・5・4、迷わず殿堂入り。モノクロとボイス無しで迷っている人ほど、最後まで見届けてほしい。

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