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ガマンができない童貞アニキとスナオになれない反抗妹
“反抗期の妹がリアルで、とにかく可愛い。長い序盤を越えると妹とのHが途切れない、妹ゲーの至高”
推せる点
- 反抗期の妹の態度がリアル。兄をキモいと言い、アンタ呼ばわりし、親の前でも口喧嘩をする。結ばれたあとも急にデレデレにはならず、だからこそたまに見せる素直さが刺さる
- 一線を越えてからはほぼHしかない。親の留守には家じゅうの好きな場所を選べ、妹とのHは18種。9通りの妹ごとにCGもセリフも変わる
- 普段は生意気なちえが、Hのときだけ呼び方を変えて甘えてくる。K子の絵と、3つの性格を演じ分ける小波すずの声でこのギャップがよく効く
- 誕生日プレゼントで性格3×見た目3の9通りの妹が決まる。自分の選んだプレゼントで育った妹だと思うと、妙に愛着がわく
- 次の選択肢までのジャンプ、キャラごとの音量、H中に透けるテキスト窓、表情を変えられるCG鑑賞と、システムが手厚い
気になる点
- 妹とのHまでが長い。1〜2時間はほぼ読むだけで、それまではナビ娘のHでつなぐ
- Hは一枚絵の紙芝居で動かない。妹が可愛いぶん、アニメーションで見たい人には歯がゆい
- RPGを名乗るが、家の中を歩くパートはほぼ飾り。周回するほど邪魔に感じる
- 1周目で狙った妹を出すのは難しい。性格を変えて周回しても、大筋は同じ流れを読み直すことになる
Whispの妹ゲー。反抗期まっただ中の実妹ちえと、妹ものが大好きな童貞の兄。顔を合わせれば口喧嘩ばかりの二人が、少しずつ本音を見せ合い、やがて一線を越える。始めるとまず、生まれたばかりの妹に、誕生日プレゼントを13年分選ぶことになり、その選び方で妹の性格と見た目が決まる。RPGと名乗ってはいるが、中身はほぼノベルだ。そして何より、妹が可愛すぎるうえに、リアルすぎる。
抜き度 — 5 / 5
妹とのHにたどり着くまでは長い(やりやすさの節で書く)。だが一線を越えてからは、ほとんどHしかない。両親が家を空ける日には、家の中を歩いて好きな場所を選び、リビングでも台所でもお構いなしに求め合う。妹とのHは18種あり、しかも9通りの妹ごとにCGもセリフも変わる。兄のスマホに住むAIのナビ娘にもHシーンがあり、数は十分すぎるほどだ。
効いているのは、ちえが最後まで生意気なままなことだ。結ばれたあとも普段はツンツンしていて、親の前では相変わらず言い合いをしている。それがHのときだけ素直になり、いつもと違う呼び方で「お兄ちゃん」と甘えてくる。このギャップを味わうために、あの長い序盤があったのだと思える。K子の絵はどのシーンも崩れず、小波すずの声は3つの性格でまるで別の子のように演じ分けられている。同じシーンでも、妹のタイプが違えば聞こえ方がまったく変わる。CG鑑賞では表情まで変えられて、お気に入りの一枚をさらに好みに寄せられる。
ゲーム性 — 4 / 5
中身は一本道のノベルだ。やることはほぼ読むだけで、選択らしい選択は最初のプレゼント選びくらい。ときどき家の中をミニキャラで歩くパートが挟まるが、行き先は決まっていて、寄り道してもナビ娘の一言が聞けるだけ。後半にHの場所を選ぶときに役立つ程度で、RPGと呼べるものではない。
それでも4を付けるのは、物語として読ませるからだ。反抗期の妹の態度が、とにかくリアル。兄をキモいと言い、アンタ呼ばわりする。兄のほうも意地を張って言い返し、親の前でもお構いなしに口喧嘩をしては母親に叱られる。どこの家にもいそうな兄妹が、いくつかの出来事を経て少しずつ本音を見せていく。急にデレない妹を、急がずに描いているから、距離が縮まったときの嬉しさが大きい。
誕生日プレゼントで決まる妹も面白い。性格はギャル・オタク・生意気の3つ、見た目も3つで、全部で9通り。大筋は同じでも、性格が違えばセリフもいくつかのイベントも変わり、名字まで変わる。自分の選んだプレゼントで育った妹だと思うと、妙に愛着がわく。合間にはナビ娘が兄に鋭いツッコミを入れてくれるので、長い日常パートでも読んでいてだれない。
やりやすさ — 3 / 5
システムまわりは手厚い。次の選択肢まで一気に飛べて、しかも未読の文章があればその手前で止まってくれる。キャラごとに声の大きさを変えられ、オートの速さも細かく調整できる。会話ごとに自動で保存されるので、セーブを忘れても困らない。H中はテキスト窓が透けて絵の邪魔をしないし、回想は一度見たシーンなら他のタイプの妹の分まで開くので、見るだけなら9周する必要はない。
ただ、妹とのHにたどり着くまでが長い。1〜2時間はほぼ読むだけで、その間のHはナビ娘が受け持つ。ノベルゲーらしいと言えばそれまでだが、早く妹とのHが見たい人には焦れったいはずだ。1周目は、どのプレゼントでどの妹になるのかが分かりにくく、狙った妹を出すのも難しい。2周目からは最初に好きな妹を選べるものの、性格を変えて周回しても大筋は同じ流れを読み直すことになり、歩くパートもそのたびに挟まる。1周は3〜5時間ほど。操作で詰まることは無いが、腰を据えて読む時間は要るので3とした。
総評
妹が可愛すぎる。しかもリアルだ。反抗期の実妹の面倒くさい部分まで隠さずに描き、それでも可愛いと思わせてくる。序盤は長いが、途中からはほぼ妹とのHしかない。K子の絵、小波すずの声、9通りの妹と、妹ゲーとして欲しいものは一通りそろっている。DLsite で1万7千件の評価が付いて平均4.62という数字にも納得だ。惜しいのは、Hが動かないこと。一枚絵の紙芝居なので、妹が可愛いだけに、アニメーションで見たい人には歯がゆい一本でもある。動きが欲しいなら、別のサークルがモーションアニメにした版が別売りで出ている。体験版があるので、まずはちえの生意気さを許せるかどうか確かめてほしい。総合では5・4・3。
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