- その他
- AI生成
幼なじみの手コキに耐える程度の能力
“AI生成がついに実用域に届いたオナサポ耐久。ただし「ゲーム」は発射ボタン一つぶんしかない”
推せる点
- AI合成とは思えないボイスの生々しさ。喘ぎに水音・肌のぶつかる音まで重なって、耳だけで持っていかれる
- 手コキ→足コキ→フェラと段階的に上げていく構成。フルHD23分ぶんの映像が場面ごとに切り替わり、飽きが来る前に次が来る
- 発射ボタンを押すとその時点のシチュエーションに対応したフィニッシュへ切り替わる。10秒カウントダウン付きで着地の気持ちよさが段違い
- 「手コキだけ」の幼なじみとの関係が夏に揺らぎ始める、という筋がちゃんとある。抜き素材の詰め合わせで終わっていない
気になる点
- 生成AI特有の乱れは所々に残る。見つけてしまうと、そこで現実に引き戻される
- ゲームと名乗ってはいるが、プレイヤーの操作は「耐える」と「押す」だけ。選択肢も分岐も攻略もない
- アチーブメントが時間で決まった一点の狙い撃ちで、最短でも6周・通しで約50分。スキップも再開位置の記憶も無く、狙いを外すたびに頭からやり直しになる
昔オナニーを見られて以来、なぜか手だけで抜いてくれるようになった幼なじみ。付き合ってはいない。その微妙な関係が「彼女さんにお願いすれば?」の一言で揺らぎ始める——という夏の話を背骨にした、オナニー耐久ゲームだ。DLsiteが「AI生成作品」として明示しているとおり、映像もボイスも生成AI製。そこに身構えて起動したら、最初の関門である10分すら持たずに完敗したというのが正直な結果だった。
抜き度 — 4 / 5
まずボイスに驚かされる。合成音声だと分かって聞いているのに、言われなければ人が演じたものと区別がつかない。喘ぎ声に水音と肌のぶつかる音が重なると、耳だけで足をすくわれる。映像はフルHDで総計23分、手コキから足コキ、フェラへと段階的に上がっていく構成で、こちらが慣れる前に必ず次の手が来る。まず10分を耐えることが目標として提示されるが、そこは通過点にすぎず、越えた先にもまだ続きがある。極めつけが発射ボタンで、押した瞬間そのときのシチュエーションに対応したフィニッシュへ切り替わる——手コキ中なら手コキのまま、フェラ中ならフェラのまま終われるので、着地の噛み合い方が普通のオナサポ素材と違う。10秒カウントダウンの煽りもよく効く。生成AIはついにここまで来たのか、と素直に唸らされた一本だ。
満点にしなかったのは、その生成AIらしさが完全には消えていないから。とはいえ乱れは注意深く見なければ気づかない程度で、大半はそのまま通り過ぎてしまう。厄介なのは粗の大きさではなく、一度見つけてしまうとそこで現実に引き戻されることのほうだ。生成物である以上ある程度は織り込んで買っているので不意打ちではないし、体験を壊すほどでもない。定価990円、セールなら500円前後でこの水準なら、費用対効果は十分すぎる。
ゲーム性 — 1 / 5
ここは擁護のしようがない。プレイヤーがすることは「耐える」と「イきそうになったら押す」の二つだけで、選択肢も分岐も攻略も存在しない。ストーリーは時間の経過に沿って一本道で進み、こちらの入力がその流れを変えることはない。要するに十数分ひとつながりの動画に、タイマーとボタンを一つ足したものであって、ゲームと呼ぶための骨組みはほとんど積まれていない。
もっとも、これは失敗というより設計の割り切りだろう。オナサポは操作が増えるほど邪魔になるジャンルで、片手を塞がない作りは理に適っている。ただ当サイトはゲーム性を独立した軸で測る以上、遊びの選択肢がゼロなら1を付けるほかない。ゲームを遊びに来る人が買う棚のものではない、とだけははっきり書いておく。
やりやすさ — 2 / 5
一本道で分岐も攻略もないゲームは、本来この軸がいちばん強い。覚えることも詰まる場所もなく、起動すればすぐ始まる——普段なら迷わず4を付ける類の作りだ。それがここまで落ちたのは、この構造で周回を強いられるからに尽きる。全アチーブメントを解除して最後のオマケ映像——浴衣の幼なじみと花火、という一番の当たり——に辿り着くには、時間で切り替わっていくシチュエーションを狙い撃つしかない。特定の場面のフィニッシュを埋めたければ、その時間帯まで耐えてから押す。早すぎても遅すぎても埋まるのは別の項目だ。1周で押せるのは1回だけなので、10個そろえるには最低でも6周いる。しかも時間帯の内側のさらに狭い一点を要求してくる項目まであって、いちばん狭い枠は15秒しか開いていない。体感で当てにいける幅ではなく、収集に入った時点でストップウォッチが実質の必須装備になる。
そしてスキップも再開位置の記憶も無い。ストアが掲げる10分は途中の関門でしかなく、押さずに耐え切れば1周はおよそ15分ある。本編は早送りの効かない実時間進行なので、狙いを一つ外すたびに頭から十数分をなぞり直すことになる。抜くための遊びなのに、収集の段では「イきたいタイミング」ではなく「埋めたい時間」に自分を合わせさせられ、しかも失敗の代償が丸ごと1周ぶん。一本道ゆえにコンテンツ量は少なく感じるのに、その少ないものを何度も通し直す苦痛だけが積み上がるという、いちばん報われない形になっている。ここは4から2への減点だ。一度も外さずに済んで、それでも全部そろうまで通しでおよそ50分かかる。
救いがないわけではない。アチーブメント画面のある一点を押すと確認が出て、その場で10個すべてを開けてしまえる。ただしそれは収集を丸ごと放棄する形で、シークレット映像だけ見たい人向けの逃げ道だ。全部飛ばす手段はあるのに、周回そのものを軽くする手立て——スキップなり再開位置なり——はどこにも用意されていない。容量2.71GB も、動画主体ゆえに仕方ないとはいえ気軽に置いておける重さではない。
総評
抜き素材としての完成度と、ゲームとしての中身の薄さが、これほどはっきり分かれる作品も珍しい。ボイスと映像は「生成AIだから」という前置きが要らない段階まで来ていて、残る違和感も体験を壊すほどではない。一方でプレイヤーに委ねられた判断は最後までボタン一つぶんで、全解除に向かうと収集の作業感だけが前に出てくる。4・1・2——ゲームを期待せず、15分持っていかれる体験を1回買うつもりなら、この値段で文句を言う理由はない。逆に全部埋めきるつもりで手を出すと、評価は確実に一段下がる。