エロマニ EROMANI 手軽で抜けるエロゲーレビュー
みぃあルーム(キラ☆タマ)のカバービジュアル
  • SLG
#ギャル#同居#おさわり#ムチムチ#日常/生活

みぃあルーム

ムチムチのギャル姪と過ごす30日。絵は良いが、日常が少しずつ侵食されていくワクワクは薄い

総合 3.0 佳作
  • 抜き度 ×4 3 /5

    実用性。エロの密度・抜けるか

  • ゲーム性 ×4 3 /5

    システムの手応え・作業感

  • やりやすさ ×1 3 /5

    難しすぎず遊びやすいか

推せる点

  • 天王洲メテオのモノクロ絵が良い。ショートの金髪ギャルでムチムチという属性の説得力で、みぃあが可愛いだけで最後まで持っていける
  • 1日を午前・夕方・夜の3部で回す30日間の構成が簡潔で、初見でも何をすればいいか迷わない。学力も好感度もサクサク上がる
  • クリア後の2周目が本番。開始日を選んで再開でき、デート・風呂・トイレのシーンや淫乱度で起きるランダムイベントが解禁される
  • アルバムに未解放シーンの発生条件が出るので、何を取りこぼしているかが分かる。回収で詰まらない

気になる点

  • エロシーンに動きが無い。一枚絵に喘ぎボイスも付かないので、絵の良さのわりに抜きの厚みが出ない。ここに短いムービーが一本あれば評価はまるで違った
  • 自分から仕掛けたおさわりを何度重ねても、シーンが段階的に際どくなっていかない。回数は数値に化けるだけで、返ってくる絵と反応は同じところに戻る
  • アルバムの条件を満たすと、こちらが仕掛ける前に勝手にシーンが始まってしまうことが多く、自分で辿り着いた手応えが薄い
  • 日常の行動が少しずつ関係を侵食していく高揚感が弱い。バイトも勉強中のイタズラもできることが少なく、積み上げている感触に乏しい
  • オート送りが無いので、エロシーンも含めて最後までクリック手動で読み進めることになる
  • 1周目は終盤までエロが薄い。面白くなるのが2周目からなので、1周目の30日で見切ると損した気分になる

家賃を滞納してアパートを追い出されたおじさんが、兄の家に転がり込む。ところが兄夫婦は30日間の海外出張へ発つ直前で、部屋を貸す条件として渡されたのが一人娘のギャル・みぃあの面倒を見ること——という同居シミュレーション。天王洲メテオのモノクロ絵で描かれるムチムチのギャル姪は文句なしに可愛く、DLsite でも平均★4.36(469件)と好調だ。ただ、絵の良さに対してゲームの側が付いてきていない。エロも遊びも「もう一段あるはず」と思ったところで止まってしまう一本だった。

抜き度 — 3 / 5

みぃあの絵は本当に良い。ショートの金髪、爆乳、ムチムチの太もも。制服も部屋着もタンクトップも水着も一通り用意されていて、下着まで変えられる。シチュエーションの幅も広く、午前はみぃあの部屋を物色して私物を漁り、夜は入浴を覗き、ソファで居眠りしているところに手を出す。プールにカラオケ、遊園地のデートまで、絵の点数だけなら1,540円ぶんは間違いなくある。

引っかかるのは、そのエロシーンがどれも動かないことだ。一枚絵で、しかも喘ぎ声も入らない。表示されている絵は良いのに、絵が止まったままクリックで文章を送っていくだけなので、盛り上がりが絵一枚のところで頭打ちになる。短くていいからここにムービーが一本入っていれば、同じ絵でも印象はまるで変わったはずだ。動くこと・声が乗ることの効き目は、同じ価格帯の作品を触っていれば嫌でも分かる。

もう一つ、静止画であること以上に効いているのが、自分から仕掛けたアクションを重ねてもシーンが段階的に変わっていかないことだ。居眠り中のイタズラも風呂覗きも、繰り返した先に何かが解けるわけではなく、返ってくる絵も反応も同じところに戻ってくる。触った回数は好感度と淫乱度に化けるが、化けた先で行き着くのは別のイベントであって、いま手を出しているそのシーンが少しずつ深くなっていくことはない。手を出すたびに抵抗が薄れる、際どい絵に差し替わる——そういう変化さえあれば静止画でも十分持つのに、そこが用意されていない。加えてみぃあが最初からこちらに気を許しすぎているので、「越えてはいけない線を少しずつ越えていく」緊張も生まれない。絵は5、演出と段取りは2、足して3というのが正直なところだ。

ゲーム性 — 3 / 5

1日は午前・夕方・夜の3部。午前はバイトで金を稼ぎつつ部屋を物色し、夕方は勉強を教えて学力を、会話で好感度を上げる。夜は風呂を覗く。おじさん側には「ムラムラゲージ」があって、溜めすぎると勉強も会話もまともにできなくなるので、自分で処理するかみぃあに手伝ってもらうかを選ぶ。最後は学力(志望大学に受かるかどうか)と好感度・淫乱度のバランスでエンディングが分岐する——枠組みとしては、この手の同居シミュのお手本のような形をしている。

問題は、その枠に中身がほとんど詰まっていないことだ。日々の行動がじわじわ関係を侵食していく、あの高揚感がほとんど無い。バイトは押すだけ、勉強中のイタズラは種類が少なく、ショップの品揃えも薄い。好感度と淫乱度を上げれば次の段階が開くのかと思って数値を振り切らせても、選べる行動は増えないまま同じ会話が回り、こちらから仕掛ける手の中身も初日と変わらない。そして日数が進むと、こちらが何かを仕掛けるより先にイベントの方から勝手に始まる。アルバムを開けば各シーンの完了条件が書いてあるのだが、その条件の多くが「その日になったら達成される」類のもので、達成の瞬間に自動でシーンが流れていく。積み上げて自分で辿り着いた、という手応えがどこにも残らない。

救いは2周目だ。クリアすると開始日を選んで再開でき、デートや風呂、トイレのシーンが増え、淫乱度が一定を超えると朝や夜に向こうから来るランダムイベントが起きるようになる。ここでようやく「関係が変わった」実感が来る。ただ、それは1周目の30日を消化した後に開く扉であって、日常を侵食していく過程そのものが面白くなったわけではない。枠組みは正しく、詰め物が足りない。3点。

やりやすさ — 3 / 5

遊びにくくはない。3部制の区切りは明快で、学力も好感度もよく伸びるので数値稼ぎで詰まることがなく、30日という尺も長すぎない。2周目に入ると未解放シーンの発生条件がアルバムから読めるようになり、開始日も選べるので、回収のために最初から30日を回し直す必要がない。回収の導線に関しては、この価格帯としてはかなり親切な部類だ。

そのうえで3点に留めたのは、細かい摩擦が最後まで消えないからだ。まずオート送りが無い。エロシーンでもクリックし続けることになるので、片手が塞がる場面で地味に効いてくる。そしてランダムイベントは条件が揃った後も運任せで、狙って出せない。何より、1周目の作りが不親切だ。終盤までエロが薄いまま30日が過ぎていくので、2周目があると知らずに1周目で判断すると「この値段でこれか」と切ってしまう。本番が2周目にあるなら、そこへの導線はもっと前に出しておいてほしかった。

総評

絵で買って、絵で満足して終わる作品だ。天王洲メテオの描くみぃあは可愛いし、覗き・物色・居眠り中のイタズラとシチュエーションも一通り揃っている。だがエロシーンは動かず声も無く、自分から手を出し続けても、そのシーンが少しずつ変わっていくことはない。日常パートは選べる手が少なく、関係が深まる実感は数値ではなく日数が運んでくる。アルバムの条件を眺めながら「これ、自分で何かした結果だっけ」と思う瞬間が何度もあった。ギャル姪との同居という題材と絵柄が刺さるなら止めはしないが、遊びとしての手応えを期待すると肩透かしを食う。抜き度3/ゲーム性3/やりやすさ3。まずは体験版でみぃあの絵が好みかどうかを確かめるのが確実だ。