エロマニ EROMANI 手軽で抜けるエロゲーレビュー
病弱で幼馴染な君と三日間、隣で。(しゃぶってィングH.D)のカバービジュアル
  • SLG
#幼なじみ#同居#誘い受け#中出し#ぶっかけ

病弱で幼馴染な君と三日間、隣で。

病弱な幼馴染と三日間過ごし、好感度とH度を積んで9種のエンドに分岐する育成シミュ。絵も声も価格なりに可愛いが、分岐条件は最後まで伏せられ、スキップもオートもセーブも無く、複数エンドの回収がとにかく大変

総合 2.4 凡作
  • 抜き度 ×4 3 /5

    実用性。エロの密度・抜けるか

  • ゲーム性 ×4 2 /5

    システムの手応え・作業感

  • やりやすさ ×1 2 /5

    難しすぎず遊びやすいか

推せる点

  • 病弱で儚げな幼馴染の絵と声。飛び抜けてはいないが、440円の個人制作としては十分に可愛く、シチュ込みで手を出したくなる
  • 優しく寝かしつける方向から途中で目を覚まさせる展開、昼イベント発の特殊エンドまで、全9種と結末の振れ幅は用意されている
  • 露出・中出し・ぶっかけと一通りのシチュは押さえてあり、幼馴染に三日かけて手を出していく筋書きは素直に楽しめる
  • 詰め込みすぎではないぶん、一周が重くなりすぎず、軽く触れる

気になる点

  • どのエンドがどの条件で開くのかがゲーム内で示されず、攻略情報を見ないと狙った結末に辿り着けない
  • オート送り・スキップ・任意セーブが無く、全9エンド回収の周回が同じ場面のクリック通しになって面倒
  • ストーリー進行にH行為が必須で好感度とH度が勝手に上がるため、それらを低く保つ必要がある下位エンドは素の周回では条件から外れ、セーブを初期化しないと事実上取れない
  • 起動するたびに必ず一日目スタートで、途中から再開する手段が無い
  • BGMが無く、鳴っている音声も音量を調整する項目が無い
  • ボタンを押しても反応が返らず、操作できている手応えが薄い

病弱で入院している幼馴染と、三日間ひとつの部屋で寝起きを共にする——しゃぶってィングH.D のシミュレーション。昼の過ごし方と夜のあれこれで彼女の好感度とH度を積み上げ、三日目の終わりに二人の結末が分岐する。440円の個人制作で、隣に眠る幼馴染へそっと手を伸ばしていくシチュそのものは悪くない。ただ、遊び心地の面ではかなり粗削りな一本だった。

抜き度 — 3 / 5

絵は良い。病弱で儚げな幼馴染の造形は好みだし、露出・中出し・ぶっかけと一通りのシチュは押さえてあって、声も付いている。ただ「良い」どまりで、飛び抜けて抜けるかというとそこまでではない。立ち絵やCGの水準は価格なりに健闘しているのに、そこから先の圧を作る演出が薄く、いちばん盛り上がるべき場面が淡々と流れていく。エンドは全部で9種類あり、優しく寝かしつける方向から、寝ている彼女を途中で起こしてしまう展開、昼のイベントで転がり込む特殊エンドまで、方向性の振れ幅は用意されている。とはいえ一つひとつのボリュームは軽く、全体量として多いわけではない。可愛い幼馴染に三日かけて手を出す、その筋書きを楽しめるかどうかで評価が決まる種類の作品で、実用性としては可もなく不可もなくの3点。

ゲーム性 — 2 / 5

三日間、午前と午後の行動で好感度とH度を上げ、数値の帯によって九つのエンドに振り分けられる——仕組みとしては素直な育成シミュレーションだ。数字を狙って動かし、狙ったエンドへ寄せていく方向性自体は悪くない。問題はどのエンドがどの条件で開くのかが、ゲーム内でまるで見えてこないことだ。好感度とH度をどのラインに置けばどこへ分岐するのか、さらに絶頂の回数や中出しの量まで絡んでいるらしいが、遊んでいる側にはほとんど示されない。手探りで数字をいじっては意図しないエンドに流れ、を繰り返すうちに、結局は攻略情報を見ないと目当ての結末には届かないと悟る。狙って遊べるはずの土台があるのに、肝心の道しるべが伏せられているせいで噛み合わない。仕組みは見えるが導線が不親切、で2点。

やりやすさ — 2 / 5

ここがいちばん厳しい。エンドは全9種と、数だけ見れば嬉しい。ただ遊んでいて一番きついのがこの導線で、オート送りもスキップも任意セーブ/ロードも無い。別のエンドを見ようと思うたびに、毎回一日目からストーリーをクリックで通し直すことになる。起動すれば必ず一日目スタートだし、やっていることは好感度やH度を少し変えて分岐を変えるだけなのに、そこへ辿り着くまでの手間が毎回まるごと乗ってくる。複数エンドが用意されているのに、回収作業がとにかく大変。厄介なのはそれだけではない。下位のエンドは好感度とH度を低いまま三日目を終える必要があるのに、この作品は物語を進めること自体にH行為が必須で、進めるだけで両方の数値が勝手に上がっていく。つまり素直に遊ぶと構造上そこへは届かず、狙うならセーブを初期化して初見からギリギリの積み方でやり直すしかない。エンド回収の導線として根本からちぐはぐだ。音まわりも素っ気なく、BGMは無く鳴っているのは声くらいで、しかもその音量を調整する項目も無い。ボタンを押しても反応らしい反応が返ってこないので、押せているのかどうかの手応えすら薄い。唯一の救いは、そもそもの中身がそこまで多くないぶん、周回の負担も底が浅いこと。だから1ではなく、ぎりぎり我慢できる2に置いた。

総評

病弱な幼馴染と三日間、というシチュは良いし、絵も声も価格帯を思えば十分に戦っている。結末を9種類に枝分かれさせた意欲も買いたい。ただ、その枝に辿り着くための道具立てがことごとく足りていない。分岐条件は最後まで伏せられたまま、スキップもオートもセーブも無く、周回は同じ場面をクリックで踏み直すだけ。音量も変えられず、ボタンの手応えも無い。やりたいことは伝わるのに、それを気持ちよく遊ばせる部分が丸ごと省かれている、というのが三日間を終えての正直な感想だ。幼馴染そのものは可愛いので、可愛さを目当てに一周し、あとは攻略を片手に淡々とエンドを埋める——そう割り切れる人向けの一本。抜き度3/ゲーム性2/やりやすさ2。